映画「いのちの林檎」を観ました!

雨/曇り
最高28.3℃
最低23.0℃

昨日、イベントの後に、呉市の大和ミュージアムで「いのちの林檎」を観てきました。
世界で初めて化学物質過敏症を描いたドキュメンタリー、ということです。

身近に化学物質過敏症に悩まされ続ける方がいることもあり、この環境病については
とても関心がありました。

映画そのものは、化学物質過敏症の早苗さんの日常を追い、早苗さんが水道水さえも飲めなくなった時に、木村秋則さんの林檎と出会い、その林檎だけが自然にスーッと身体に入っていった…、という内容です。

化学物質過敏症になる原因は、シックハウス症候群、農薬(殺菌・殺虫剤など)、喫煙などによる化学物質の吸引です。
発症は、誰でもがなるみたいです。
花粉症と同じように、一定の容量以上を吸収すると身体の防衛反応が過剰になり発症します。
一度発症すると、10億分の1レベルの吸引で、呼吸困難や筋肉の硬直に繋がるようです。

映画のメイン、早苗さん自身は、シックハウスや近所のゴルフ場で散布される農薬が原因で化学物質過敏症になりました。
また、早苗さん以外の出演者は、自然農法を実践する農家が近隣農家の農薬、小学生が入学して新しい教科書を開いた時のインク臭、その他シックハウスなどで発症されていました。

本当に発症までに個人差があり、また許容範囲も様々で、いつ発症するか分からないとても怖い環境病です。
上映後のトークショーで、映画監督は「ある意味原発の放射能より怖い」とおしゃっていました。

確かにある意味そう受け取ることもできると思います。
放射能の危険性や不確実性については、日々、報道されており、知る機会がたくさんあります。
しかし、化学物質過敏症については、いろいろな事情で報道・放送など難しく、知る機会が少ないからです。
知った時には、もう…、ということが考えられるからです。

映画の中で、東大の先生は「人は化学物質の恩恵を受けて生活しているが、同時に危険性も伴っている」と言われていました。

この映画を観て、改めて思いました。
・化学物質過敏症について一人でも多くの方に知っていただく(日記に掲載など)
・できる所から化学物質の利用を控える(洗剤をせっけん系に変えるなど)
・無農薬・無化学肥料栽培を貫く

そして、先日、農園にお越しいただいた方より教えていただいた情報とも結びつきました。
今年の1月に広島で開催されたベニシア・スタンリー・スミスさんの講演会に参加されて、
プラスチック製品の危険性について教えていただきました。

日常あふれているプラスチック容器の危険度などが簡単に分かるサイトもあります。
コチラです。

ベニシアさんは、「日本人はプラスチックの危険性について知らされていない、遅れている」と
言われていたようです。

ベニシアさんの本も、これから読んで勉強していきたいです。

コメントは受け付けていません。