2015年度、土壌分析の結果!

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最高20.5℃
最低14.9℃
※東広島観測所

「健康な土」から「健康な作物」がえられ、その栄養満点の食事から
「人の健康」に結びつくことが昔から分かっています。
「土」の状態からすべてが決まっていきます。

東広島市内の畜産農家さんにおいても、「健康な牧草を食べた牛は健康だった」
という話は良く聞きます。

自然の仕組みを最大限活かしながら作物の安定生産を目指して行く
過程の中で、毎年、土壌分析値を参考に客観的に土の状態をみています
(そのほか、日々、雑草・作物の生育の様子を見る)。

極少量の肥料で作物の安定生産が行える地力の高い土壌が理想です!

今年度の野菜を作付けしていく土壌の理化学性。
2015年度の土壌分析の結果がベースとなります。
土壌分析値2016

昨年よりも、さらに理化学性はアンバランスな方向に!?

カルシウムが突出!
雛が孵ったあとの卵殻をそのまま利用しており、その資材が、
じ~っくりと長い期間、効いているのだと思います。

pHが高くなれば、微量要素のいくつかは溶解度が小さくなりやすくなり、作物に栄養の過不足が生じやすくなります。
また、微量要素ではありませんが、2年前の冬に、一部、マグネシウム等の欠乏症が生じたことがあります。

今の土の理化学性は、カルシウム以外は、けっこうバランスがとれてきています。
Nベースでいくと、慣行栽培の1/2~1/5の投入量と少肥で!

したがって、2016年度の土作り(育土)は、
雑草・作物残渣などの有機物をこれまで同様に投入しながら、
肥料は、より控えめにしながら、
カルシウム以外のミネラル資材(天然資材)を投入していこうと思います

新規就農から3年程度は、思うような結果が得られてきましたが、
その後はちょっとつまずき気味!?
奥が深くて難易度が高いオモシロイところです。

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