農業体験で食品ロスの削減!?

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農業を生業としていく中で、「農業体験」をどうとらえていくのか、というのは、いろいろな立場の方との話のなかで、よくテーマとしてあがってきます。

今日も、「昨年度は赤字だったね~。それでも良いけどね!」なんて会話も。

僕としては、農園のコンセプトである
「健康的な暮らし」に繋がるほか、
「昔からの知恵・技を皆で共有し未来へ引き継いでいける場(生きる力)」としていきたかったり、
「農業や田舎の環境を皆に知ってもらい、この環境や文化を皆で大切にしていきたい(気にかけてもらいたい)」というオモイで行っています!

イベントごとに赤字では、長続きしないという点などで難しいですが、
長期的にみると、農業にも確実にプラスになる実感があります

そんな事で、農業体験の効果についての情報はいろいろと気になるところです。

この1年で最も印象に残ったものは、
農業体験を通じた意識の変化によって、残食の量が減った」こと!
農業体験や調理などを通じて、食べなれていない物や、嫌いな物でも少しずつ食べていこうという意識が高まっていったようです。

食品ロスの問題は、「食」だけでなく「環境問題」にもつながる大きなもの。
その解決には、つきつめて考えると、人々の意識改革だと考えています。

強制的な意識改革ではなく、農業体験を通じて、自然と。
この楽しい環境を大切にしていきたい、この場所がずっとあってほしい、
嫌いな物だけど自分で育てたものなら食べてみようと思ったり、
普段の食事で農家さんや田舎の環境の事が話題にあがることがあったり・・・。

農業体験を通じて、1つでも多く、感じていただける機会になるよう
取り組んでいきたいと思います

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