「農業白書」に掲載頂きました!

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※東広島観測所


平成28年度 食料・農業・農村白書(平成29年5月23日公表)第5節 気候変動への対応等の環境政策の推進内で、「雑草を緑肥として活用する無農薬栽培」の事例として掲載されました。
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国の動向をつかむのに、サラリーマン時代から参考にしてきていましたが、
まさか掲載いただける日が来るとは。。。
しかも、かなりインパクトのあるキーワードで

昨年に表彰いただいた多面的機能発揮促進事業において、
栽培方法含め環境保全効果の高い農業の取組みとして評価いただいた事が
きっかけとなり、今回の掲載に至りました。

雑草を緑肥としてとらえた栽培については、大きく2通りありますが、詳細は、自然農法記念誌をご参照いただければ幸いです

その一つの、草生栽培は、以下の様なイメージで取り組んでいます!
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※図は、自然農法センターの榊原さんに作成いただきました。

作付けは、平畝の草生栽培を基本とし、作付け部分の幅を約100cm、畝間の通路の幅は約100cmで草生部とし、作ごとに入れ替えを行っています。
このことにより、圃場内の生態系を豊かにするとともに、圃場内で緑肥・雑草等の有機物を生産、土に戻す育土を行いながら、作物栽培が可能となっています。

持続可能な有機農業(環境保全型農業)を目指す上で、持続可能な身近な資源に着目しました。
世の中の資源・自然環境は、全て光エネルギーから成り立っています。
地球の永続的なエネルギーは、太陽から来る光エネルギー。
それを、熱・化学エネルギーとして有機物として固定できるのは、緑色植物と藻類のみ。

また、こういった農業は、ある意味、昔の農業にさかのぼっていく事にもなりますが、
農耕が始まった
初期の頃から草対策が課題であった事がいろいろな地域で共通して
みられます。

これらの視点に、現在の科学の知見でもある、緑肥利用の技術を参考に合わせました。

結果、緑肥の一つとして、無限に生じる身近な資源でもある「雑草」を積極的に
利用し続けていければ、理想的だと思いました。

具体的な栽培方法、収量、効果などの特徴、課題・・・、
書き続ければ、エンドレスになりそうで・・・、
また機会があれば、ブログ等に掲載させていただきます!

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