広島在来野菜「つゆ豆」!

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※東広島観測所

地域には農業についていろいろ教えて下さる年配の先生方がいらっしゃいます。
特に、昔ながらの栽培方法、手作業や動力を利用しない昔の農具を利用する作業、
農産品の保存・加工等について教えて下さる、お婆ちゃん、M場先生。

最近、豆の話で盛り上がっていた時、僕が「つゆ豆(土曜豆)」を知らない事が発覚。
志和町でも代々受け継がれている豆の一つで、年配の方々、知らない方はイナイ!

こんな上手い豆知らんとは、損しちょるわーと、種を持ってきて下さいました。
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でも、皆さん、これを「つゆ豆」もしくは、「土曜豆」と呼び、
何の品目になるかはご存知では無いようです。
「つゆ豆」は「つゆ豆」!
もしくは、「土曜豆」!

つゆ時に蒔くので「つゆ豆」。
そして、土曜の入りの頃までに蒔くものなので、「土曜まめ」と呼ばれている様です。

何の豆だろ~とモヤモヤしていると、ちょうど広島の伝統野菜・在来野菜に
精通していらっしゃる広島県ジーンバンクのF越さんなどから連絡が入り、教えていただけました。

正式には、「いんげん」です!!

未熟果「さやいんげん」としても利用できるし、成熟果「いんげん豆」としても
利用できる、優れもの。
品種改良が進む前の、大豆みたいな感じですね。

地元の方々は、声を揃えて、「つゆ豆」が美味しいっ!!
とおっしゃいます。

これから栽培し、順調に育てば、9月頃から「さやいんげん」として、野菜セットに登場予定です
「いんげん豆」としては、広島では正月用の豆として利用される家庭が多いということで、お正月用にお詰めできればと考えています。

ちなみに、志和町で存在する「つゆ豆」のルーツ。
僕がいただいたものは「竹原市の田万里」からやってきたもの。
その他、「安芸高田市」からやってきたものもある様です。

今度、「田万里」の農家さん達にも聞いて、その先のルーツもたどってみます

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