有機農業推進フォーラム2017へ!

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※東広島観測所

先週は、有機農業の勉強と新たな情報収集のため、初めて、有機農業推進フォーラムへ行ってきました。

今回の有機農業推進フォーラムのテーマは『健康な土作りの重要性』

最初に渡辺和彦先生より、
太陽熱養生処理に付随する堆肥作り、低アルコール処理などの技術、
世界的に議論されている硝酸塩についての最新の知見、
植物根・葉による有機物の養分吸収、について等のお話をいただきました。
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有機農業の栽培のポイントは、「土壌病害」と「雑草」をどうするか。
そして、健康な野菜は健康な土壌でないと育たないということで、
本では得られない情報も多く、とても面白かったです。
本当に。

個人的には、冬季~春季などの抑草方法についてアル方法を思いつき、
試験栽培を始めていますが、そのメカニズムが僕の考えであってるかどうか
確認できました。
渡辺先生「うんうん、なるほど、そーだと思うよ!」「そのやり方は1つあるかもしれないね!」
これから、自信もってやっていきます

また、硝酸塩について、野菜のものは安全で必要なものだと考えていましたが、
様々な議論があります。
農林水産省のホームページでは、しばらく、優先的にリスク管理を行うべき化学物質
のリストにのっていました。
しばらく・・・。
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それが、最近では、世界的にも、そして日本でもそのような傾向にあるという事を知ることができました。
今年、ひっそりと、優先的にリスク管理を行うべき化学物質のリストから外れていたことは、知りませんでした。。。

今後、野菜の品質と土壌環境を客観的に見ていくために、
「硝酸イオン濃度」と「ビタミンC含量」は、測定していこうと考えていますが、
数値をどう読み解いていくか、根本から考えを整理してからにしようと思います。
数値を測定するだけでも、適正値を探るなどの意味はあると思いますが・・・、
ひとまず、延期します!

おおたに果樹園(松山市役所ホームページより)さんの取組み事例も、
とても参考になりました。
ほぼ全てアウトプットからの考え。
経営では良くありますが、農業の現場で、アウトプットから
物事を考え、それを達成するために、土壌などしっかり分析し、
実行し、改善を繰り返す。

TAMファーム(いなかパイプウエブページより)さんの事例もとても刺激的でした。
全国でまだ4名しかいないという農家の土壌医さん。
土のこと、堆肥のこと、ものすごく理にかなったやり方で、現状から理想に近づける方法を、 確実に実践され、結果を出され、僕も同じような手段でやっていますが、田村さんの様な経験値が無いので、お話がとても楽しかったです。
さっそく、皆で土壌医検定の資格試験を通して、土壌の知識を深めていく事にしました!
3年以内に、土壌医を目指します。

農薬や化学肥料に頼らず健康な作物を安定的に生産していくために。
今年、「土壌」と「生物多様性」が最も大事である事が、感覚としてはっきり
分かるようになりました。
土壌を科学的に見ていくにあたって、とても良い機会になりました

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