『種子法廃止』話題にならない?

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予想外に反響が大きい、時事ネタのブログ!
今回も尖っているかもしれません・・・、尖っています

日本の農業をぶっ壊す種子法廃止、なぜほとんど話題にならない?=田中優

年末年始の、忘年会・新年会などを通して、ロハス志向な方々から少しずつ
「種子法廃止ってどうなん?」という会話が聞こえるようになりました。
ほとんどの人は、未だ種子法廃止の事を知らない。。。

僕から見たら、温度差が非常に大きい!!!
『農家』と『一般消費者』の間で。

僕は2016年の冬頃からずっと気になっており、1年前にあっさり法案が通り、オトナの世界の怖さに
胃がキリキリする様な思いでいました。

農家の間では、昨年の春頃からこの話題で持ちきりでした。

農家から見ると、日本の食の根幹の部分を企業に委ねる(おそらく外資系)事になり、
事の重大さを深刻に受け止めています。
しかし、ニュースなどでもほとんど取り上げられず、知らない方々が多い状況を実感する日々でした。

温度差の理由の一つは、農家が非常に少なくなっているからだと考えています。
例えば、2010年と1960年で比較すると。
農家(農業就業人口)は、1/50くらいの割合になっています。
2人に1人の割合で農業に従事しる人がいたのに、今では、100人に1人の割合で。

種子法廃止が話題にならない理由の一つがここにあると思います。
※もう一つは、食・環境の持続性に関する意識

僕が知る限りでは、種の研究開発に手をあげようとしているのは、外資系の企業ばかり。
純日本の企業で手をあげようとしているところはありません。

新しい技術・資材の登場は、基本的には農業の所得を圧迫していると考えています。
※数字的には経費の増大が一番大きくなる農家が多い傾向にあるため。販売価格の増大、生産性の拡大よりも。

早くて、あと3~4年で遺伝子組み換えのお米・麦が登場するかもしれません!

僕は、日本独自の優良な種子を引き継いでいきたいです。
生物的に子孫繁栄できる(し続ける事ができる)食を未来に引き継いでいきたいです。

種子法廃止は、作物の種の選択しが年々減ることを意味するので、
自家採種に力を入れたり、そういった食を購入することで、
選択しの維持を支えていければ・・・

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