3/24(日)『タネの未来と未来のタネ』ご案内!

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※東広島観測所

今週末に開催されるイベントのご案内です!
イタリアと日本の有機農業を比較研究されている広島大学のシモーナさんなどが
企画されたタネについての内容です。

日本も海外の国々との自由貿易発展に向けての取り決めの中で、
日本のタネも民間企業に委ねられる流れになってきています。
※種苗法の廃止、自家採種禁止方針など

過去、同様の経緯をたどった海外の国々では、大手企業が開発した種子は、知的所有権の関係から、利用するにあたっていろいろな制限がかけられるケースも多々あります。
例えば、種子とセットで肥料や農薬を買わなければ、栽培できない等。

栽培方法を決めるのも、その企業になってしまうので、
もし、その様な事になった時には、当農園の農薬・化学肥料不使用の栽培方法や、
伝統野菜の栽培も困難になってしましいます。

要は、作り手や食べ手で食を選べない。
企業が食を選ぶ時代がやってきます。

今であれば、生産者や消費者で、これからの食を選ぶ事ができます!
いろいろ、未来の食について考える、転換期にあるのかなと、
僕は考えています。

タネについて知り、そして考える良い機会になると思います

『タネの未来と未来のタネ – Thinking about the future of seeds and food』

タネと食を取り巻く問題を一緒に考えてみませんか?

【主催】: 広島大学TAOYAKAプログラム Team 13 (代表: Zollet Simona) & 広島県有機農業研究会 (ひろゆうけん)

【日時】: 3月24日(日) 18:00~21:00 (受付: 17:30)

【場所】: ハチドリ舎(広島市中区 土橋町2−43 光花ビル2F)
車でご来場の方は近隣の有料パーキングをご利用ください。

【参加費】: 無料 (有機野菜を使った軽食と1ドリンク付き)

【定員】: 先着40名
    *参加希望の方は、FBのメッセージでお知らせ下さい。

何かありましたらメール simona.zollet@gmail.com までご遠慮なく

自家採種した種を交換したいなら、ぜひタネを持ってください!

種苗法の一部改訂により、農家が自家増殖できない「禁止品目」が増えつつあります。2016年には82種だったのが、現在356種(2019年1月現在)と一気に増えました。国は農家の自家増殖を「原則禁止」へと方針転換し、今後も禁止品目は増える見込みです。

農家の教科書、月刊『現代農業』を出版する農文協から山下快さんをお招きし、法律改訂の背景などをお聞きします。

「シーズオブライフ」代表のジョン・ムーアと在来種の野菜を自家採種で、種の世界について語り合います。徳之島での「Seed library」プロジェクトも紹介します。
タネの話をききながら、有機野菜で作った軽食を楽しんでいただきます!

一般の方も参加できるので、種のこと、自然・有機栽培のことに興味がある方、農業と環境にご興味がある方は、ぜひこの機会に参加してみませんか?一緒に持続可能な食と未来の種について考えましょう!

みなさんのご参加、お待ちしております!

スケジュール:

17:30 – 18:00: 受付
18:00 – 18:20: 開会, 講師紹介、プログラムの紹介
18.20 -19:05: 講演会(ジョンムーアさん)
19:05 -19.35: 有機野菜を使った軽食
19:35 – 20:20: 講演会(山下快さん)
20:20 – 21:00: 講師や農家への質問, 自由な意見交換

講師プロフィール

▶ジョンムーアさん
社会起業家、オーガニックフード、ガーデニング教師。英国シェフィールド大学卒業後、教師を経て、電通に入社。
その後、パタゴニア日本支社長などを歴任。現在は一般社団法人シーズオブライフ代表理事として活動中。

▶山下快さん
1979年神奈川県生まれ。東京農業大学を卒業後、農山漁村文化協会(農文協)に
入会。現在、農業雑誌『現代農業』で経営・地域コーナーを担当する。

▶ファシリテーターは、南澤克彦さん。
安芸高田市にあるカフェ「iegoto」のオーナー。
司会進行のほか、タネのお話しを聞いたあと、参加者どうしの意見交流を深めていただきます。

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