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農園4年目の畑土の土壌断面!
はなあふの土地は、9割以上が田んぼ。
そのほとんどを、田んぼから畑に転換して野菜を栽培しています。
そして、極めて特殊な栽培管理を行っています。
平畝(一般的には畝立て)、
草生栽培(一般的にはできるだけ草を取り除く)。
何故これで作物が育つのか不思議に思う農家さんも少なくありません。
田畑転換1年目の畑
上層は有機物が含まれ、田んぼに近いような粘土が多く含まれる感じです。作物の根、雑草の根が伸びています。
中層は耕盤があり、これによって水はけが悪く、水が溜まる構造になっています。
一方で、礫も多く、水を溜めようと思うと溜めにくい面もあります。
植物根が少しずつ伸びつつあります。
下層は粘土が多く含まれ、植物根や小動物が存在しません。
田畑転換4年目の畑
上層は有機物に富み黒色で、コロコロとしています。雑草・作物の根がたくさん伸び、小動物も多く賑やかな空間。
中層に耕盤があり、これがあることで田んぼでは水が溜まります。現在は、植物根や
ミミズ等の通り道などがあり、水はけが改善されてつつあります。
下層には粘土が多く含まれる土があり、作物の根が伸び、ミミズなどの小動物もいます。
田畑転換4年目の畑土では、下層にまで根が伸び、小動物が生息し、
水はけが良く、根張りの空間が広くなっています。
田畑転換1年目の畑土では、耕盤の上部にまでしか根が伸びておらず、
耕盤という「壁」があるために水はけが悪い状況です。
就農当初から根気良く、平畝・草生栽培を行うことで野菜栽培にとって、比較的不向きな土壌環境から、良い土壌環境に変化していっています。
この栽培方法で作物を栽培していくことで、年々、作物の栽培環境が良くなっていると思われます。
これを続けることで、さらに良い土壌環境になっていけば良いです