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道具ありきの農業!
研修生の父親が鉄工所をされていて、
「お願いすれば何か便利な農具を作っていただける!」、
というチャンスもあり、最近は時間があれば、農具・道具について考えてしまいます。
何か作業をしながら考えていても、その作業そのものも、必ず何かの農具・道具を使っています。
手作業といっても、手袋を使います。
農業には、道具・農具がつきもの。
特に小さな有機農家では、手作業が非常に多く、タイミングを逃さず農作物の
管理を行っていく上で、道具・農具の選択、その扱い方はとても大切に
なってきます。
例えば、今年度、初めて出会い、大活躍している道具が、「ハッカー」。
僕たちが試行錯誤しながら、有害獣防護柵のワイヤーメッシュを設置している際に、その作業を見ていた 職人さん(いつもお世話になっているS様)が、届けてくださいました。
それまでは、「ペンチ」を使ってワイヤーメッシュを針金で縛る作業をしていました。
作業もはかどらないし、人によって縛り方や強度もバラバラ。
「ハッカー」を利用することで、作業時間は数分の1程度になり、縛り方も統一され、強度もとれ、さらには作業が楽しく、楽になりました。
農繁期、作物の管理だけでも手一杯の時期に、ワイヤーメッシュを設置することが
できたのは、この「ハッカー」があったおかげです
道具・農具。
科学技術が発達し便利な世の中である今でも、道具・農具は、原始的であったり、
それにちょっとしたアイデアで改善・改良が加えられた程度のものがほとんど。
例えば、農家のイメージでもあり、一般的な農具の一つ「鍬」。
縄文時代から使われ続けています。
その改良型で、立ったまま、土を寄せたり、草を削ったりできる「三角ホー」。
今、農業や家庭菜園では一般的になってきていますし、今後もずっと利用し続けられる
かもと言われています。
昔から重宝されてきた農具・道具を知り、今の栽培管理技術の目的との
兼ね合いから、便利な農具・道具のアイデアが生まれないかな~っと、
考えています!
ということで、昔の農具・道具にもどんどん興味が増していく日々です、
という、つぶやきでした
ちなみに、毎年、研修生は近隣の農家さんのご協力で、昔の農具についても触れる機会を
設けていただいています!
道具・農具無しでは農業は考えられないので、その大切さや、将来的な
ヒントにもなればと思い