SA・KE・KA・SUを肥料に!

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※東広島観測所

当農園がある志和町を含む東広島市には、日本の三大酒処とされる西条町も含まれます。

東広島市では、食品副産物として大量の「酒かす」があります。
その原料は、東広島市を中心に広島県内で栽培された酒米。
「酒かす」を肥料として農作物が育ち、その農作物を東広島市・広島県を中心に
利用いただければ、一つの有機的な循環につながるはずです。

農業利用への可能性を探ってきた酒かす、ついに実践での試験栽培スタート!1610273

いろいろ検討した結果、先ずは水で溶かして「甘酒状態」での利用が現実的だと考えました。
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ここから、
「元肥」としての利用か、
「追肥」としての利用かで使い方を分けていきます。

今回は、「元肥」としての利用。
前作と雑草の残渣などの上から、「酒かす」を散布。
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農園中が、甘酒の香り~

その後、表層土と混和。
「土ごと発酵」をねらいます!
それらの有機物と酒粕がミックスすることで、酒粕の豊富な栄養成分が土に固定されやすくなり、合わせて有機物の発酵も促進するのではないかな~っと。

発酵過程では、いろいろな微生物がリレー形式で働いてくれます。
第一走者は、酒粕にも多く含まれるこうじ菌(糸状菌)。

日本シリーズ、カープで例えると、第一戦先発のジョンソン!

うまく流れを作ってくれることに期待してま~す
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追肥としては、やっぱり発酵有機質肥料「ぼかし肥」として利用していきます。
アルコール分を抜いて、酒粕の成分を保ちつつ、他の有機タンパクの分解に役立て
ばと・・・。
こちらは、1月と2月に試作していきます!

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