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『ほうれん草』の白色の粉!
先週は広島県北のベテラン農家の方々、先々週は志和町のベテラン農家の方々が
当農園に視察見学のために来られました。
※今年度の農園見学はご予約でいっぱいです。
その際に、同じような話で盛り上がりました。
「ほうれん草の白い粉が多いですねー」
「無農薬栽培ゆーても、ちっとは(少しは)使うちょるんじゃろ?(使ってるんでしょ?)」
「森さんとこの(野菜)は色が淡いし、肥料入れた方がよけーできると思うが、
肥料効いとらんよーに見えるが、よーわからんのぉ」
「シュウ酸カルシュームじゃろ。アクよのぉ」
不思議にも、当農園のお客様からは、この7年間、一度もこのお問い合わせが
ありませんでした!
農家仲間からは、お客様から問い合わせ入ったと、毎年の様に相談が入りますが、
不思議です(笑)。
白い粉、白いつぶつぶは、農薬ではありません(笑)。
肥料もほとんど入っていませんので、肥料過多によって生じる物質でも無いと思います。
僕も以前は、シュウ酸塩だと思っていました。
ほうれん草などのアカザ科という植物には遺伝的に、シュウ酸が多く含まれています。
アク(えぐみ)のもとです。
アクを取り除くために、サッと茹でて食べたり調理します。
ほうれん草が含まれるアカザ科の植物は、長い歴史の中で(何千万年)、身を守り、
子孫を残しながら生きていくために、自分の身体でシュウ酸という、毒性物質(自然毒。整体防御のため)を作りだしていると言われています。
1月や2月の半ばまでは、畑の雑草も枯れており、
作物のほうれん草などが目立ち、昆虫や鳥の恰好の餌食みたいなものです。
最低気温が氷点下10度くらい、最高気温が氷点下の日が続いても、
緑色をキープできる植物は少ないです。
国の研究機関によると、
ほうれん草の白色顆粒は、身体から分泌される生理現象の一つで、シュウ酸、リンゴ酸、クエン酸などを含む水溶液が膜で閉じ込められたものということが分かっています。
なので、シュウ酸塩でも無いです!
水で洗い流したり、サッと茹でると、この白色顆粒は無くなります
それにしてもオモシロイ!
朝露などでも流れ落ちるところが!!
整体防御であれば、容易く流れ落ちては困ると思いますが。。。
ほうれん草は、pHが中性~弱アルカリ性の土壌でよく育ちます。
野菜の多くは弱酸性で育ちます。
一般的な野菜が育ちにくい環境で育つ能力があります。
冬場の乾燥し、寒い環境で育つために、
有機酸を放出して、土壌中の養分を溶解するためでもあるのでしょうか?
体内の浸透圧を高めるために、水分を放出し、その際のエネルギーを最小にするために、
生じる現象なのでしょうか?
今後の研究に注目中です