「みみず物語」読みました~!

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僕が農業を始めると言い、準備を始めて以来、母親はものすごいペースで「農」に
関連する本を読んでいます(ほぼ全て図書館でかりて!)。
母親は、毎週、家事や農作業手伝いで農園に来てくれています。
それらの本が、多い時には毎週、何冊も事務所の机に置いてあります。

読みなさいってこと!?(笑)。

自分でも読みたい本が山ほどあるので、母親が持ってきてくれた本はザッと目を
通すことがほとんです。
しかし、今回は久々の大ヒット!

みみず物語

畑の土や森と対話しながら、いろいろな有機農業の形にチャレンジされ続けて30年の、
小泉さんが日々感じたり考えたことを綴ったエッセイ集。
農薬や化学肥料を用いない有機農業を約25年やった頃、その栽培方法に行き詰まり感
を感じ、循環農場を目指す道のりが書かれています。

有機農業を始めたはずが、購入肥料や、購入堆肥の飼料の多くが海外産。
ビニールハウス・ビニールトンネル・ポリマルチありきの農業。
これらを全てやめて、一つずつ循環農場へ向けて歩まれていく内容は感慨深いものが
あります。
完成された理想の形をみるより、その過程についての話は、とても参考にもなります。

夫婦で野菜会員、約180名に毎週や隔週という形で野菜ボックスをお届けされながら、
その野菜は7割が自家採種の種、栽培に用いている肥料・堆肥(落ち葉、米ぬか、
自家飼料を食べて育ってできた鶏糞、緑肥)、五穀を自給、山菜は豊富な命に満ちた
循環農場。

ゴール地点が、「はなあふ」の理想にもけっこう近いです。
「はなあふ」の理想は、+αで会員さん等と、その他の農園・地域の恵を共有・活かして
いくことです。

理想に近づく方法は、「はなあふ」の目指しているものと非常に近いです。
楽しみながら、苦労しながら、一つずつチャレンジしていくこと。
今考えているチャレンジだけで、13~18年分あります。

本を読んで、参考になることがたくさんありました。
また、日頃、不安に思っていること、実際に起こった事などは、皆一緒なのかな~と、
力を頂きました。

ファーマーは、読書の冬!?
冬のうちにどんどん本を読んでいきたいと思います

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