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カテゴリー
草刈り機燃料「バイオエタノール」化への一歩!
曇り/晴れ
最高30.1℃
最低21.3℃
※東広島観測所
8/8(月)~8/12(金)まで、広島工業大学の地域課題解決実習「有機農業のカーボンニュートラル化」が当農園と近所の古民家で行われました。
実習では、刈り払い機の燃料をバイオエタノールで運転できるように改造し、実際に農作業で使用することによる効用や問題点を把握し、実用化に向けての提案が行われました。
講義、農場見学、ガソリン・電力仮払い機の試運転、エンジンの分解、バイオアルコール用ジェットに交換、バイオエタノール仮払い機運転評価、竹林の伐採、バイオエタノール仮払い機運転拡大評価、報告会資料まとめ、報告会、
と盛りだくさんの内容でした。
バイオエタノール燃料の刈り払い機は、みなさんの試行錯誤のうえ、実習3日目に雑草のみならず竹の伐採ができるくらいまでのパフォーマンスになりました。
バイオエタノール燃料の調達・コスト、刈り払い機の始動や最高出力時のエンジン安定性など課題は残りましたが、エンジン燃料に匹敵するパワーの仕様になり、今後に期待が膨らむものとなりました。
また、約1週間を通して、有機農家での農作業や農家生活体験を行うなかで、農業の営みや田舎での暮らしに触れていただきました。
交流会、野菜収穫、料理、五右衛門風呂、川遊び、バーベキュー、花火など、コロナ禍ということもあり特に貴重な機会となりました。
最終日の発表会では、学生のほぼ全員が「人との繋がりの豊かさ」を実感されていました。自然や農産物の豊かさを満喫された学生も少なくなく、「定年後に農業をしてみたい」、「田舎で暮らしたい」、「街でもこの様な人との繋がりを大切にしていきたい」といった感想の声もあがっていました。
農業では、2050年までにカーボンニュートラルの実現が目標としてかかげられてます。
現在では「電化」などでの達成が見込まれていますが、
馬力の大きな農機具などでは難しさもあり、
水素や廃油(天ぷら油)、そしてバイオ燃料なども含めて地域や状況に応じた選択が大切になってくるものと思われます。
「バイオエタノール燃料の刈り払い機」が現場で利用できるようになると、農業だけでなく田舎の生活や造園業など含めて、カーボンニュートラル化に向けて1歩前進できると思います。
学生は、「結果」よりも「過程」が大切だと思いますが、
今後の展開に期待しまくりです!