夏野菜の整枝・摘葉・誘引中!

曇り
最高3.8℃
最低23.6℃
  ※東広島観測所


夏野菜は、他の時期の野菜と異なり、
身体を大きく・丈夫にする「栄養生長」と
子孫を残すために花・実をつけて種を残す「生殖生長」が
同時におこるために、
ある程度の品質のものを収穫していこうとすると、
そのバランスを保つための管理が必要になります。

他の時期の野菜、例えば、小松菜だと、
先ず、身体を大きくする「栄養生長」が進み、
身体が大きくなった時点で収穫です。
菜花や種をとろうとすると、収穫せずに引き続き生長が進んで、
「栄養生長」から「生殖生長」にスイッチが切り替わり、
トウ立ちし、蕾をつけて花を咲かせ、やがて鞘に種が充実していきます。

夏野菜では、土壌環境をどのように整えるのか、どのように枝を整理するのか、どのように仕立てるのか、どのように花・実をつかせるのかで、どのタイミングでどのような追肥をおこなうのか、生長点(頂点など)付近の茎の傾きなどで、
ある時は「栄養生長」の方に傾いたり、
ある時には「生殖生長」に傾いたりするので、
そのバランスをとることがとても大切です。

多品目栽培では、全ての作物で最適な時期に最適な管理作業を行うことは困難ですが、日々、優先順位をつけて行っています。

気候変動下での極端気象現象が増える中では、この様な作業の重要性が増す一方だなと感じながら作業しています。
僕はこの様な作業管理が好きなので、楽しい時期ですー

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