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農研機構さんに「畑の生き物調査」行っていただいています!
曇り/雨
最高25.0℃
最低23.3℃
※東広島観測所
今年度より、農研機構さんが、草生栽培・リビングマルチを行っている畑の生き物調査を行ってくださっています。
畑では日々、様々なことが起きています。
今年は、暖冬の影響もあり、様々な生き物が越冬。
夏野菜は、植え付け~初期生育(体を大きくする栄養生長がメインの時)時に、害虫による影響がありました。
植え付け時は、アブラムシが大増殖。
その後は、ニジュウヤホシテントウが大増殖。
ナスなどは葉を中心にダメージがあり、光合成能力が低下。
しかし、その後に、これら害虫はいつの間にかいなくなったり、減少していきます。
1週間くらいのスパンで起き、あっという間なので不思議な現象です。
ヒメテントウが、アブラムシバイキング!
ニジュウヤホシテントウは、蛹(マミー)状態に!?
いろいろな不思議な現象をひも解いてくださっています。
有機農業、特に当農園のような低投入型の自然農法のような栽培だと、
いろいろな生き物が棲息しています。
生き物が、作物や土壌、その生態系そのものを豊かにしてくれているのは実感しますが、個々の生き物が何しているかやそれぞれの関係性などは、まだわかっていないことがたくさんあります。
ブラックボックスです。
人の腸内環境と健康との関係性は科学的が解明が進んでいます。
腸内細菌の多様性-健康
同じようなことが、作物の栽培環境と健全性と関連があるものだと思っています。
生物多様性-作物の健康
有機農業など自然の仕組みを活かした農業の広がりのためにも、
個々の生き物のこと、そして作物生産における、定性的・定量的効果というのも
少しずつ分かってくると良いなーと思います。
当農園では、ゴミムシ、クモ、ハチ、ミミズなどが豊かなところは、病害虫による被害が極めて少ないです。
広島大学さんにもゴミムシなどいろいろな生き物の調査を行ってくださっています。
栽培方法の違いによって、それらの生息数や生息域が異なることもありました。
とても面白いですし、これからもとても楽しみです!