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 ※東広島観測所


タマネギの栽培は、苗を仕立てて、畑に苗を植え付ける「移植栽培」方法が一般化しています。

日本でタマネギ栽培が広がった明治初期には、畑に直接種を播く、「直播栽培」が一般的だったとか。
その後、いろいろな試験栽培を経て、播種量、除草労力、天候の影響を受けにくく収量が安定しているなどのメリットから、昭和初期頃から移植栽培が増えていったそうです。

しかし、品種や栽培技術、資材など、この70年間でどんどん条件が変わってきています。
タマネギの一大産地である北海道では、ここ数年、不作となる地域・生産者が生じており、都府県単位で、しっかり生産していくことの重要性が高まっています。飲食業では輸入のタマネギも一般化していますが、これに頼るのも限度があると思います。

当農園では、少しでも生産量を上げること目指して、
面積拡大に必要なタマネギ移植機は譲っていただけることになっていますが、
身近な方や研究機関が、直播栽培を実践されていて、触発されました。

播種時期、品種、追肥・土寄せのタイミング、補植など、
いろいろ不確実な要素を確認していくと、
栽培が安定してくるのに数年はかかると思いますが、チャレンジしてみます。