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地力UP、雑草対策に太陽熱処理!
旬の野菜セットの顔が、夏野菜中心になりつつあります。
夏まっただ中ですが、秋冬野菜の栽培が今月より始まります。
秋冬の主力野菜、ニンジン、ダイコンの種蒔き準備に入りました。
今年は種蒔き前に、畝全体を透明フィルムで覆う「太陽熱処理」
というものを行っています。
太陽熱処理を行うことで、「育土」と「雑草対策」等の効果などがあります。
元肥などの有機物を土と混和して透明フィルムで覆うことで、太陽熱や
発酵で土の表層部が高温になります。
発酵菌によって有機物の分解が進み、土がフカフカになっていきます(育土)。
また、土の表面は50~60℃以上の高温になり、その熱で最初に生育する
雑草の種子が減少します。
太陽熱処理を行った畝に、ニンジン、ダイコン等の種を蒔きます。
より地力の高まった土で生育でき、生育初期に雑草に負けてしまうことも
なくなり、野菜はのびのびと生育しやすくなります
太陽熱処理、農薬や化学肥料を使用しない有機農業の技術の一つです。
昔からの身近な有機物を栽培に利用する「知恵」と、現代の「技術・科学」が
融合している、おもしろい技術です。