農園のご案内

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農園のご案内

はじめまして。
「安芸の山里農園 はなあふ」は、2011年より広島県のほぼ中心部に位置する東広島市の山間部で営まれています。酒どころ西条の北東部、水がきれいでほたるの里として知られる志和町にあります。農園は、500~700m級の山々に囲まれた盆地にあり、心地よい風が吹き抜け、陽の光がたっぷり届きます。標高250mの盆地であるため、昼夜の温度差が大きく、その気候が作物を美味しく育て上げてくれます。

「はなあふ」とは春(はる)・夏(なつ)・秋(あき)・冬(ふゆ)の季節の頭文字。[hana:fu]と読みます。日本の四季、その暮らし方・生き方を大切にする心を目指して名付けました。

当農園では、皆様のより健やかな暮らしのお手伝いをさせていただきます。毎日からだを通る“食”をメインに、山里での“遊び”“知恵・技”、そんなものをセットにして、つくり手、つなぎ手として、山里の旬をお届けします。

こだわり

「美味しい&安心&未来」をとことん追求します!

春夏秋冬の季節に合わせ、自然が提供してくれる旬の恵みを頂き続ける農園を目指しています。とても小さな農家ではありますが、以下のこだわりを持ち、等身大の有機農業を心掛けています。

こだわり①美味しく安心して旬を味わい続ける 有機栽培・自然農法
こだわり②新鮮 ~朝採り野菜を午前中に発送
こだわり③品種 ~美味しさや伝統
こだわり④未来へ匠の技をつなぐ 体験イベント
こだわり⑤交流 ~農園見学、農園情報の発信

こだわり①美味しく安心して旬を味わい続ける ~有機栽培・自然農法
本来の美味しさに感動していただける作物を育て続けたいと思っています。作物は、気候風土に合わせて、健康な土でゆっくりと着実に生長します。自然のリズムに沿って育った健康な作物には、栄養価が高く本来の味とコクが凝縮されています。また、最も安定した作物生産は、今も昔も同じで、多種類・少量生産で、農地に過剰な負荷をかけ過ぎないことです。
当農園では、美味しく安心して食べられる旬の作物を安定してお届けしていくため、露地を中心に、少量多品目の作付で、農薬・化学肥料を一切使用しない有機・自然農法による栽培有機JAS認証未取得)を心がけています。栽培時に施用した資材については、当ホームページ内で公表します。

こだわり②新鮮 ~朝採り野菜を午前中に発送
野菜は、朝採りをメインとしたものを、配達便においては当日中に農園スタッフが直接お届け致します。宅配便においては、その日の午前中に発送、翌日の午前中に宅配業者がお届け(関東地域まで)致します。ただし、夜採りが良い物、および貯蔵性が高い物等についてはこの限りではありません。
お米は、収穫時の風味を損なわないよう、適切な湿度・室温の下、玄米のまま大事に保管します。玄米のまま、あるいは出荷・発送直前に精白したものをお届け致します。

こだわり③品種 ~美味しさや伝統
収量や規格揃いの良さよりも、美味しさで評判の品種自然農法の品種、および固定種(広島県だけでなく全国の伝統野菜を自家採種したものを中心としていきます。規格揃い・生産性の面で、市場の流通に乗らない野菜の一つです。)を栽培します。できる限り、無農薬・無化学肥料で栽培された種を利用していきます。また、お客様からのご要望の多い品種を毎年取り入れていきます。

こだわり④未来へ匠の技をつなぐ ~体験イベント
田畑での農作業体験や、地域の伝統的な知恵・技を教わる体験、森や川などの自然を生かした子どもの自然体験イベントを企画、提供します。地域の文化・知恵・資源を未来に伝え、新たな形で活かしていくことにより、地域の宝を守り、育み、創造することを目指します。地域のスペシャリストを先生としてお招きし、皆様と一緒に匠の技を学んでいきます。

こだわり⑤交流 ~農園見学、農園情報の発信
どのような所でどのように農園が営まれているのかを知っていただくため、定期的に農園見学会を行っております。また、当ホームページも、皆様とのコミュニケーションを目指して開設したものです。私共(農園)の声をお届けして、そして皆様の声にお応えできるような農園を目指しています。

スタッフ

森 昭暢 (もり あきのぶ) 
ニックネーム:あっきー
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1979年、広島県竹原市生まれ。
どこへ行っても“天然”と呼ばれます。学生~社会人時代を通じて、都市と農村を行き来する中で食べ物と将来の暮らしへの不安がふくらみ、2009年、有機農業を志すことを決心。持続可能な暮らしを目指して、楽しく、健康に良い農業をしていきたく思っています。

「農」の経験・体験
・1999年~2005年:土壌微生物(菌根菌)の研究{山口大学名古屋大学大学院北海道大学大学院)}
・2005年~2009年:屋上菜園の設計・施工・管理(東邦レオ株式会社
・2006年~2008年:棚田でお米作り体験(NPO法人 かみえちご山里ファン倶楽部
・2009年:自然農法による野菜栽培の研修(公益財団法人 自然農法国際研究開発センター
・2010年:水稲栽培の研修(農事組合法人 よしわ)
・2011年~:安芸の山里農園はなあふ 代表
・2011年~:東広島市志和町小野土地改良区 理事
・2012年~2014年:Organic Farmers おいし~わ
・2013年~2018年:広島県有機農業研究会 呉・東広島・大崎上島地区代表
・2013年~2021年:東広島市生産農区長及び地区推進委員
・2014年~2021年:広島県新規就農者育成交付金事業研修機関等 認定
・2014年~:東広島市認定農業者 認定
・2015年:大型特殊運転免許(農耕車限定)取得
・2015年:けん引免許(農耕車限定)取得
・2015年~:ファーマーズ48 代表
・2016年:多面的機能発揮促進事業「中国四国農政局長表彰優秀賞」受賞
・2016年~:広島県有機農業研究会 技術部 部長
・2016年~:自然農法実証圃場登録
・2017年:食品衛生責任者 取得
・2017年:小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転特別教育修了
・2018~2020年,2022~2024年:農研機構 西日本農業研究センター アドバイザリーボード委員(アドバイザー)
・2018年~2020年:広島中央農業協同組合(JA広島中央)総代(西志和地区)
・2019年~:土壌医日本土壌協会
・2020年~2023年:広島県農業ジーンバンクを守る会 共同代表
・2020年:作物生産と土づくり有機農業における多品目野菜の安定生産に向けた取り組み
~草生栽培で自然の仕組みを最大限に活かす~

・2020年~:農林水産省「農業競争力強化プログラム」土づくり専門家 登録
・2020年:有機農業研究安芸の山里農園 はなあふの経営・地域ビジョン】(PDF無料ダウンロード可能です
・2020年:優良土づくり推進活動表彰日本土壌協会会長賞】受賞
・2021年~:東広島マイスター認定
・2021年~:東広島市SDGsパートナー登録
・2022年~:広島土壌医の会 会長(土壌医の会
・2022年:未来につながる持続可能な農業推進コンクール農林水産省農産局長賞】受賞
・2023年:広島自治体問題研究所【「広島県農業ジーンバンク」廃止の再考を求めて~シードバンク機能は生きたタネを地域で守り、未来へ繋ぐ要~】
・2023年:農村計画学会誌現場からの報告:アグロエコロジー的有機農業の実践
・2023年~:農林水産省「オーガニックビジネス拡大支援事業」オーガニックプロデューサー登録
・2024年~:広島県指導農業士認定
・2024年~:自然農法普及員認定
・2024年~:島根県吉賀町「有機の学校」専任講師
・2024年~:一般社団法人 次代の農と食をつくる会 理事
・2024年~:株式会社コスモスケア・エナジー 農業指導
・2024年:優良土づくり推進活動表彰【土壌医の会全国協議会会長賞】受賞
「講師・講演」など活動歴

2011年~2024年11月

モカ
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表情豊かな農園の看板娘(ネコ)。
2003年、新潟県上越市生まれ。
育苗ハウスでの草刈り(イネ科を食べる)、ネズミ捕りなど行っています。

森 裕子(もり ゆうこ)
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2017年に竹原市から東広島市志和町に移住。
野菜の出荷、玄米餅、漬物、乾燥野菜、野菜パウダーの製造販売を中心に行っています。

農業研修生(長期受入れ13名。うち、就農12名)、インターンシップの学生(受入れ校:広島大学、愛媛大学、西条農業高校、IWAD環境福祉専門学校)、農業体験(受入れ校:広島大学、近畿大学、武田中学校)、アルバイト・パート雇用の方等にお手伝いいただくこともあります。
菅野さん奥 

栽培について

草生栽培
 農業は、自然の仕組みを最大限活かした持続可能な営みを目指しています。無限の地域資源を有効に利用していこうと考えた時に着目したのが「雑草」です。地球上のあらゆる生命活動および有機物の源は、太陽光から生まれています。その光エネルギーを化学エネルギー等に変換して、地球上で利用できるカタチにできるのは、植物です。太陽光のエネルギーを農地に取り込み、農地の生態系において物質循環を介してそのエネルギーが利用できれば、持続的な営みに繋がるものと期待して取り組んでいます。
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栽培では、雑草(緑肥作物)を最大限活かしていくために、作物を優先させる「畝」と、雑草を優先させる「通路」部分を区分けし、それぞれ1mずつ交互に設けるパターンを作付けの基本型としています。
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次作は、「畝」と「通路」を入れ替える(中心を1mずらす)ことで、雑草による土づくりが可能となっています。
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このとき、通路部分では、雑草ではなく緑肥(作物)を育てることで輪作や対抗作物としての効果を生み出すことも可能となっています。
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平成28年度 食料・農業・農村白書(平成29年5月23日公表)第5節 気候変動への対応等の環境政策の推進内で、「雑草を緑肥として活用する無農薬栽培」の事例として掲載。
有機JAS認証未取得
野菜の生育・栽培に関する日記
稲の生育・栽培に関する日記

有機質肥料
先ず、前作の作物および雑草(緑肥作物)の生育状態を観察して、土壌環境の状況を推察しています。植物のサイズや色などが一つの指標となり、およその栄養状態から土壌の養分量、排水性・保水性、土の力(地力)を診断しています。さらに、土壌分析値を参考にしながら、田畑に投入する資材の種類と量を決めていきます。植物の生育、および土壌分析値をみながら必要最小限の有機質肥料を施しています。
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肥料は、米ぬか、なたね油粕、ごま油粕、しょう油粕、おから、鉱物ミネラルなど、可能な限り地域の食品副産物・有機質肥料を利用しています。追肥は、これらの食品副産物を組み合わせて発酵させた自家製ボカシ肥料などを使用しています。
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※写真左はなたね油粕、右はごま油粕(主な有機質肥料について

その他、冬季には、地力の底上げを図るために、山林の落ち葉を集めて田畑に直接投入しています。雑草・緑肥作物に加えて地域の有機物と微生物で土づくり(育土)を行っています。
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栽培技術・資材に関する取組みについての日記

病害虫対策
健康な作物が育つ条件をいかにして整えるかが大切です。地力を維持する土づくり(育土)と施肥管理、生物多様性を保全する圃場管理、生命力の強いタネの利用、旬を意識した栽培を一体的に行うことで病害虫対策になります。具体的には、以下2つの視点で農作業の手入れを行っています。
★作物の病害虫耐性向上に向けた栽培管理
作物が土中にしっかり根を張り、必要な時に必要な量だけ養水分を吸収していければ、作物が健康に育つ条件が整います。上述の土づくりに加えて、根張りの良い品種を選択したり、根張りが良く丈夫な苗を育てる育苗管理などを行っています。
 ★生物多様性を保全する圃場管理
作物の病害虫被害は、害虫・病原菌の密度が一定以上になると現れます。そのため、特定の害虫・病原菌のみが増加しすぎない様に、天敵・拮抗菌など多様な生き物の住処や生活史を意識した耕種管理が大切になります。インセクタリープランツや対抗作物の利用、輪作、間作(当農園の場合は草生栽培)などを行っています。
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田んぼでは、生き物調査を行っています。農業活動を通して、今農地で生息する生き物を守り、その生息環境がより良くなる圃場管理(保全技術)を目指しています。
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天ぷら油、WVO(Waste Vegitable Oil)燃料の利用
耕うん作業などで利用しているトラクターの燃料は、地域の飲食店・教育施設から生じる天ぷら油(廃食油)をリサイクル回収して利用しています。それを、ろ過精製してWVO燃料として、再資源化して利用しています。
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アクセス

お車をご利用の場合
・「志和インター」から県道83号線へ左折(福富方面)。
・「貞岡交差点」先のT字路を右折。県道33号線を福富方面へ約2.7km直進。
・「志和中学校」手前の道を左折。約300m直進。
・志和中学校横の「緑色の自動販売機」前の道を左折。約100m直進。

公共交通機関をご利用の場合
・「八本松駅」で下車。
・芸陽バスの「志和行き」に乗車。
・「八条下」下車。
・「溝口商店」先のT字路を右折。
・「志和龍城保育園」手前の道を左折。山手へ約300m直進。
・「お墓」先の十字路を左折。20~30m直進。
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