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カテゴリー
有機質肥料の新スタンダード!
台風15号、本日のお昼前後に再接近。
台風15号の影響は思っていたよりも強く、明朝まで暴風などの影響がありそうです。
畑では、マルチが剥がれたり、立体的に仕立てているゴーヤーなどのアーチ支柱が倒れたり、野菜の葉・茎に大きなダメージが出ました。
今後の野菜の収穫に影響が出る可能性が高いです
元肥・追肥の他、雑草・緑肥・落ち葉の畑への還元を促進させるために
利用している有機質肥料。
2014年度以降は、植物質性のものを基本としており、
・油粕類(醤油粕、なたね油粕、ごま油粕)
・おから
・米ぬか
を利用しています。
その量は、土壌分析や、作物・雑草の生育により都度判断し、
年々、減少傾向。
慣行栽培の基準と比較すると、1/2~1/10なので、ごく少量です。
上記3種のうち、油粕について、一般的には、その原料が遺伝子組み換え
のものであったり、 油を搾り取る(抽出)過程で溶剤(薬剤)が利用
されているものがほとんどです。
念のため、できるだけこれらを避けていきたく考えています。
そうなると、年々、入手が困難になってきていました。
できるだけ身近なところで油粕を探していたところ、
ちょっと遠くの地域ではありますが、新規就農を目指す方々と交流を深めるなかで、
先日、ついにほぼ理想的なものと出会いました!!
※原料産地・加工産地が東広島市内や広島県内であったら理想的。
ごま油粕(写真右)と、なたね油粕(写真左)
農業を志して7年目。
こんな理想的な状態の油粕に出会ったのは初めてです。
九州、もしくは北海道の契約農場で栽培された非遺伝子組み換えのもの。
しかも、「ごま油粕」は農薬・化学肥料不使用で栽培された「ごま」を
利用しており、「なたね油粕」は、そのほとんどが有機栽培、もしくは
農薬不使用で栽培された「なたね」原料。
なたね油粕
一番搾り!
このゴロゴロ感がある搾りかす、とても良い感じ!
粕類は、グレード分けされているケースも少なくありません。
例えば、近くの西条においても、某酒造メーカーから生じる酒粕。
一番搾りは、「食品」へ、
二番搾りは、「飼料」へ、
そして、二番搾りのもの、およびその他を混ぜたものが「肥料」として
利用されています。
一番搾りの「ゴマ油粕」。
ミネラル類や、(遊離)アミノ酸、ビタミン類などの成分も多く含まれ、
作物・土壌生物類にもプラスになること間違いなしだと思います。
ということで、
この「ごま油粕」と、「なたね油粕」を今後利用する有機質肥料の
基本としていくことにします