有機質肥料の新スタンダード!

1483_1b92eb94fa
雨(豪雨・暴風)
最高26.0℃
最低23.5℃

台風15号、本日のお昼前後に再接近。
台風15号の影響は思っていたよりも強く、明朝まで暴風などの影響がありそうです。
畑では、マルチが剥がれたり、立体的に仕立てているゴーヤーなどのアーチ支柱が倒れたり、野菜の葉・茎に大きなダメージが出ました。
今後の野菜の収穫に影響が出る可能性が高いです

元肥・追肥の他、雑草・緑肥・落ち葉の畑への還元を促進させるために
利用している有機質肥料。

2014年度以降は、植物質性のものを基本としており、
・油粕類(醤油粕、なたね油粕、ごま油粕)
・おから
・米ぬか
を利用しています。

その量は、土壌分析や、作物・雑草の生育により都度判断し、
年々、減少傾向。
慣行栽培の基準と比較すると、1/2~1/10なので、ごく少量です。

上記3種のうち、油粕について、一般的には、その原料が遺伝子組み換え
のものであったり、 油を搾り取る(抽出)過程で溶剤(薬剤)が利用
されているものがほとんどです。
念のため、できるだけこれらを避けていきたく考えています。
そうなると、年々、入手が困難になってきていました。

できるだけ身近なところで油粕を探していたところ、
ちょっと遠くの地域ではありますが、新規就農を目指す方々と交流を深めるなかで、
先日、ついにほぼ理想的なものと出会いました!!
※原料産地・加工産地が東広島市内や広島県内であったら理想的。
IMG_6368
ごま油粕(写真右)と、なたね油粕(写真左)

農業を志して7年目。
こんな理想的な状態の油粕に出会ったのは初めてです。

九州、もしくは北海道の契約農場で栽培された非遺伝子組み換えのもの。
しかも、「ごま油粕」は農薬・化学肥料不使用で栽培された「ごま」を
利用しており、「なたね油粕」は、そのほとんどが有機栽培、もしくは
農薬不使用で栽培された「なたね」原料。

ごま油粕
IMG_6322
一番搾り!
すごいゴマの香りがします。

なたね油粕
IMG_6325
一番搾り!
このゴロゴロ感がある搾りかす、とても良い感じ!

粕類は、グレード分けされているケースも少なくありません。
例えば、近くの西条においても、某酒造メーカーから生じる酒粕。
一番搾りは、「食品」へ、
二番搾りは、「飼料」へ、
そして、二番搾りのもの、およびその他を混ぜたものが「肥料」として
利用されています。

一番搾りの「ゴマ油粕」。
ミネラル類や、(遊離)アミノ酸、ビタミン類などの成分も多く含まれ、
作物・土壌生物類にもプラスになること間違いなしだと思います。

ということで、
この「ごま油粕」と、「なたね油粕」を今後利用する有機質肥料の
基本としていくことにします

コメントは受け付けていません。