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緊急ハムシ被害対策本部!
※2020年12月11日追記(オレンジ色の文字色部分)↓↓↓
ダイコンサルハムシによる被害について、当農園ではその後、1~2年でほぼ影響が見られなくなりました。
①作物が健康に育つ土壌環境、そして、
②ある程度天敵が存在する生物多様性の豊かな農地生態系、
が大切であることが分かりました。
当ブログに記載のことは短期的視点での対策です。
中長期的視点にたって上記2点の環境を構築できると良いとの結論に至りました。
★しっかり根を張り、必要な時に必要な養水分を得られる土壌環境
★カエルやゴミムシなど多様な生き物が棲息する農地環境(田んぼ等に隣接する畑だとなお良いです)
そのために、根張りの良い品種の選択や、根張りを良くし根(根圏微生物含む)の活性をよくする栽培管理、
ある程度の生物多様性が豊かになるような草管理なども大切になってきます。
以下の論文(PDFなど無料ダウンロード可能です)内のp47-p48にも簡単にですがまとめておりますので、よろしければご参照くださいませ。
安芸の山里農園 はなあふの経営・地域ビジョン(有機農業研究、J-STAGE)
↑↑↑
農園オープン以来、最大のピンチです!!!
野菜セットが端境期以外に途切れるかどうかの・・・。
害虫に野菜達が食べつくされています
被害の様子(写真)をブログに掲載するかどうか、悩みました。
しかし、お客様に現状を知ってもらうことは一番大切で、かつ、有機農業(無農薬栽培での)においてより良い方向に向かう可能性もあるかと思い、掲載することとしました。
ダイコンにおける食害と、食事中の害虫!
食事中の虫は、「ダイコンハムシ(ダイコンサルハムシ)」の成虫です。
ハ・ム・シ!!!
今秋は、9月中から、ダイコン・アブラナ科の軟弱野菜類(ミズナ・コマツナ・カラシ菜類)、ハクサイを切れ目無く収穫していくために、準備、多量の播種、生育の保護(防虫ネット等)を行ってきました。
しかし、出荷できる状態のものは無く、ほぼ全滅状態です
防虫ネットや不織布で保護しているのに・・・。
何度も種を蒔きなおしたり、いろいろな対策をとっています。
葉物野菜は、再来週~11月いっぱいくらいまで不足気味、ダイコンは早くて12月以降から短根ダイコンが収穫できるかどうかの状況です。
たいへん申し訳ございません。。。
そして、設置しました。
「緊急ハムシ被害対策本部!!!」
今年度、少しでも早く、少しでも多くアブラナ科軟弱野菜類・ダイコンを収穫していくこと、および、次作以降のハムシ被害軽減が目的。
周辺農家さんなどにハムシ被害の状況を聞いたり、
ハムシの生態を調べたり、
有機農業において過去どのようなハムシ対策が行われてきたのか調べたり聞いたり、
これらを踏まえた上でその対策を模索しています。
そもそも、ハムシはどこでも存在しますし、当農園のいてもオープン当初から見られます。
害虫は、少数のときは被害が表れませんが、一定数以上に増えると被害が問題になります。
害虫が増える要因としては、気候などの環境条件が大きいです。
今回の場合も、気候の要因は大きいと思われますし(被害が当農園だけでない)、
栽培方法による環境条件も大きいと考えられます。
害虫の増え方は大きく2つ
①卵の増加
②生育中の死亡率の低下
したがって、対策としては
①卵を減らす(成虫を減らす、産卵数を減らす)
②発育中の死亡率を上げる、
ことが考えられます。
この辺に着目して・・・。
農薬は、いろいろなものが効くみたいです。
当農園では有機農業の中でも農薬は一切使用しないのでそれに代わる手段です。
無農薬法「ヤキトール!」
効果的!
焼畑農法などの先人の知恵でもあります。
無農薬法「スイトール!」
畑で掃除機を使っている人を見かけると、笑ってしまいますね。
掃除機かけてもきりがない(笑)。
ただ、ハムシの捕獲には、効果的です!
無農薬法「ヨケール!」
ハムシは、灰を嫌がるので近づかない様に、株を灰で囲います。
先人の知恵でもあります。
確かに灰を嫌がりますが、ハムシの密度によってその効果は異なるようです。
予め「スイトール」や「フットーブ(ブロワなどで風で吹き飛ばす)」で
ハムシの密度を低下させ、その後株元を保護することで効果があるようです。
上記は、緊急的な対策。
今後の予防としては、 ハムシの生態と、今の時代の有機農業として現実的な手段とを合わせて、以下が現実的なものかと考えられます。
・太陽熱養生処理
・防虫ネットや不織布で物理的に保護(ダイコンハムシは歩いて進入するのでスソは隙間を空けない)
・エンバクを利用した防除(ネグサレタイジなどの緑肥)
・2年程度アブラナ科の連作を避ける
ということで、今後は上記で予防の対策をとっていきます!
ハムシの情報やその対策について、ご存知の方は、ぜひ教えてください