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自然農法技術交流会2015@鳥取へ!
先週は、ちょっと強行突破気味(畑でやるべきこと山積み)で、視察見学
へ行ってきました!
28日(火曜)は、お隣の東広島市福富町へ。
地域の直売所への出荷を前提として、旬の露地野菜で端境期となりやすい
1~3月の安定出荷を目指した「秋冬野菜の作付け・栽培」について、
農業指導員の方のお話を聞き、畑の視察へ。
いつ頃種を蒔いたら、いつどんな状態の野菜(カボチャ・キャベツ・ブロッコリー)
が収穫できるかなど、東広島市での試験にもとづいた内容などが勉強になりました。
栽培と合わせて大事なのが厳冬期における野菜の貯蔵。
畑でのダイコン貯蔵の一つのタイミングなどを学びました。
当農園の栽培管理と組み合わせて、工夫できないか、これから考えていきます!
秋~翌3月頃までダイコンを出荷できる体制ができれば、理想的です
そして、先週末は、昨年から力を入れ始めた、県外への視察の一環で、
山陰地方へ出張。
自然農法センターさん主催の自然農法技術交流会2015の
鳥取会場に参加させていただきました。
テーマは、「自然農法の水稲栽培について」。
なんと9haの田んぼで稲を育てられていました。
特徴的な田んぼを4箇所を見させていただきました。
写真でも分かるくらい、違いのはっきり分かる田んぼ。
(写真左:自然農法転換1年目。右:自然農法転換17年目)。
同じ作業をほぼ同じ日に行ってきた結果、田んぼの状態がどうなっているのか。
イネの生育・雑草の生育・土の様子が田んぼごとにはっきり異なる所を見させていただきました。
隣り合わせの田んぼ、左は雑草が生えているのに、右はほとんど生えていない。
左の方は水持ちがより良く、右は水はけがより良いなど。
「作物を育てていくには、どんな管理作業を行っていくのかベターか」
同じ人が同じ作業を行っていても、作物の生育は田んぼごとに異なる。
その原因を知り(作物・土・農地環境を知る)、栽培管理でどうしていくのか、
ちょっとした一工夫がいかに大切かを学ばせていただく、
とても貴重な体験でした。
そして、イネの穂が出る時期の前に行う、田んぼを乾かす「中干し」という作業の
必要性とタイミングについて、知りました。
野生種や東南アジアのイネも、湿っている土の状態と乾いている土の状態があり、
栽培品種・一般的な栽培方法にも、しっかり意味があるんですね(当然!(笑))。
「中干し」作業はやったことがありませんが、
今年農業体験で行っている「ファーマーズ48の田んぼ」でも提案してみたいと思います!
その他、鳥取で大規模に有機農業を展開し始めている青年グループの農業組織、
TREE&NORF(トゥリーアンドノーフ)さんの
圃場・作業場などを視察させていただきました。
地域の事・食の事・農業の事などを真剣に考えられている社長さんのお話が
とても印象的でした。
幅広いことを考えられているから大きなスケールで活動されていらっしゃるの
だと感じました。
5年後に、先輩有機農家さんと一緒に25~30haを有機農業でされることを
目指されています。
公共交通機関でのアクセスがほとんど無く耕作放棄地がどんどん広がる地域。
まさに町が有機の郷へなっていく過程にふれる事もでき、とても良い経験ができました
今月以降も、どんどん視察を行っていきます!
安定した作物の生産・栽培面で野菜とお米の美味しさを追及するのが1番の目的です