広島県で有機農業シンポジウム・研究者会議が!

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先週は16日に有機農業をテーマとした市民公開シンポジウムが、
17,18日は農生物多様性をテーマとした有機農業研究者会議が、
東広島市を中心にオンラインとのハイブリッドで開催されました。

私は、16日はパネルディスカッションに、17日はコンビナーとパネルディスカッションに登壇させていただき、18日に当農園でエクスカーションを開催いただきました。

キーワードは、
農生物多様性、
里山、
学校給食、
エシカル給食、
持続可能なフードシステム、
伝統知・在来知の継承、
アグロエコロジー、など。

農生物多様性とは、食料や農業生産に関連した生物多様性、と定義されます。
暮らし全体や文化的側面を含む内容です。
広島で実際につくり手、つなぎ手、食べ手として実践され、広島県の第一線でご活躍されていらっしゃる皆様のお話は、説得力があり参考になるものばかりでした。

地域の持続可能なフードシステム、次世代に繋いでいけるような取り組み、
有機農業の本質について学べる、とても内容の濃い、インプットの連続でした。
 ※吉田太郎さんがフェイスブックで感想を書いて下さっています。

ポスター発表では、広島大学4年生の青木さんが、当農園で調査中のミミズの研究について中間発表されました。
有機圃場ではミミズが棲息しており、リビングマルチ、ビニールマルチ、慣行栽培・マルチ無し、の順に個体数が大きいことや、土壌下層での棲息が多いなど、
私も初めて知る内容が多く勉強になりました。
ミミズが棲息することで、多様な微生物も棲息できるようになり、土が豊かになります。
今後もわかってきた内容を参考に、栽培方法に活かしていきたいです。
そして、何よりも4年生でこの時期にポスター発表されたことが凄いです。
ドクター目指す方でもなかなかできないことです。
担当教官の保坂先生のご支援あってのことですが、今後の卒論もとても楽しみです。

広島県で素晴らしい全国規模のイベントが3日連続で開催され、
地域では士気が上がっています。
この様な機会は2度と無いのではと思うくらいのものでしたが、
今回の学びを活かし、日々できることを実践し続け、
また広島でこの様な機会をいただけるよう取り組んでいきたいです。

イベント関係の皆様にほんと感謝しております。

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