広島県の水田土壌における理化学性の状況【CEC】!

晴れ
最高21.1℃
最低6.8℃
  ※東広島観測所

2021~2022年度にデータ駆動型土づくり推進事業で
広島県内の畑や水田の土壌診断をさせていただきました。
 ※有機農業を営む農地が中心。

これらの結果を整理しています。

広島県の土づくりの現状と課題が見えればと思います。

広島県の水田土壌における理化学性の状況【CEC】
●CECが適正域にある土壌が9割程度

広島県では、土壌診断基準値は7-20(粘質土)です。

CEC(陽イオン交換容量)は、土壌が窒素、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど陽イオンの養分をどれくらい保持できるかをあらわしたものです。
土壌中の粘土や腐植(有機物)はマイナスの電荷を帯びており、上記のようなプラスの電荷を帯びる養分を吸着します。
土壌がどれくら養分を保持できるか、「保肥力」の指標になります。

CECの値が大きいと、養分をたくさん保持できます。
CECの値が低いと、養分を少ししか保持できません。

CECが低い場合には、堆肥など粗大有機物を投入した土づくりが大切になってきます。

栽培では、CECの値を参考に、CEC値が低い場合には、土壌が一度に多くの養分を保持できないため、少量ずつ分散した施肥が大切になります。

土壌のCECが適正域にある広島県内の水田は9割程度の状況です。

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