毎年、冬の時期に土壌分析をお願いしている公益財団法人自然農法国際研究開発センターさんより、その結果が届きました。
今では、一番作物を育てやすい圃場となっている土壌分析値のグラフ例


グラフ左(農園開始前)
グラフ右(農園開始3年後)
作物を育てやすい圃場の土壌の理化学性は、かなり理想に近づいてきました!
こういった圃場は、予定よりもかなり早い段階で、「はなあふ流」栽培管理・土壌管理の最終ステップへ移って行きます。
目標の土壌「無施肥、もしくは極少肥での栽培が可能となる、地力の極めて高い土壌」
ある程度、理化学性がバランス良くなった所で、これを維持していける、有機物(天然の無機塩類を多く含むものも)を投入し続けることで、無肥料での栽培が可能なのかなぁと
思っています。
ただ、目指す所によって栽培管理・土壌管理も異なってきそうです。
実際の農家さんの土壌分析値から学ぶ土壌診断・分析の勉強会などに参加してみて、
土壌分析値が同じでも土壌の物理性(構造?機能?)が変われば、作物の生育は
変化する事例を知りました。
土壌の物理性(構造?機能?)が変わると、作物の生育にとって最適と思われる土壌中の
養分量も変わって行く!?
養分量のバランスが大事?
したがって、高いレベルでの健全な作物の安定生産を目指していくと、地力の極めて
高い土壌にバランス良く養分が保持されている状態になります。
このためには、定期的な土壌分析、土壌・作物の観察、必要に応じて有機物
(場合によっては天然の無機塩類)の選択・投入が必要になるかなと思います。
作物の美味しさと健全性を高い所で追及していきたいので、上記の圃場は、
これから、「必要に応じて極少肥」での栽培管理・土壌管理を行っていきます![]()



