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ニンジン色色!
2017年の本命ニンジン(旬は秋から冬)。
複数の品種を栽培していますが、今週より、一通り、出荷できるサイズになりました!
白色は、ご飲食店さん等に、たまーにお詰めする事がありましたが、
大好評でしたので
固定種・在来種だと、野生種の花粉と交配して、白色のものが出たりします。
野生のニンジンは、白色も多くあります。
また、間引きものだと、着色する前で、白っぽい色の品種もあります。
ニンジンは、世界中で栽培され、食べられていますが、色も様々です。
日本では、もともと、赤、黄白色、紫色のものが主だった様です。
スーパーなど市場の多くを占めるオレンジ色のニンジンは、江戸時代になってから
広がっていった様です。
色は、アントシアニン色素(紫色)がもとになり、黄色のものが生じ、そこから
突然変異で、いろいろな色の品種が生まれたそうです。
色は、カロテンと、リコピンの色素から決まります。
どちらも、ニンジンの栄養の主成分でもあります。
がんの発生、がん細胞の増殖を抑制したり、老化を予防したり、肌をキレイに保ったり、
身体を温めたり、昔から「薬」としても位置づけられていたニンジン。
健康のための食には欠かせないと思います
できるだけ、色々な色が入るようにお詰めしていきます!
その他、ニンジンの形、サイズや生育についての同じようなお問い合わせが、農家さん等から増えています。
異常気象が普通になり、毎年、天候によって大幅に生育環境が異なるので一概には言えませんが、播種時期によって変化する一定の傾向もあります。
僕が研修時代に試した一つの事例ですが、播種時期でどうニンジンが変わるのか。
異なる播種時期のニンジンの生育
早ければ早いほど、奇形(土が不安定だったり、センチュウの害だったり)や病気が
あらわれやすくなります。
遅くなれば、小さくなります。
他の農家さんでも同じ傾向にあります。
先端までの太り具合、収量・品質をみても、地域の適期に蒔くのがベストです。
合わせて、地力の高い土壌か、必要に応じて養水分を供給できる(特に生育初期が重要)土壌環境。
昨年の様な、極端な豪雨と乾季があると、逆正三角形みたいな、上が太く、
そして短根ものになりやすいです。