土微学会2018年度大会へ!

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曇り
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※東広島観測所

ただ今、当農園の研修修了生の安否確認などのお問い合わせが集中しております。
特に2年前、4年前の農業研修生が就農先として検討していた安浦町中畑地区の豪雨被害
など、ニュースで取り上げられるケースが増えている様です。
須磨さん、大野さん、共に志和町で農業を行っており、本人、家・田畑ともに無事です。
※内田ご夫妻は、岡山県で就農しております。

ご心配いただいた皆様、本当に有り難うございます。
状況が落ち着き次第、僕も安浦等にうかがう予定でいます。

先日は、近くの広島大学で開催された日本土壌微生物学会2018年度大会(広島)に少しお邪魔してきました。
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学生の時以来、20年近くぶりでしたが、本当に面白かったです。

人が誕生するずっと前から存在し、人間含め、あらゆる生き物の生活を豊かにしてくれる
微生物。
微生物が働いてくれないと、野菜もお米も、作物は一切できません。
人の健康状態も同じです。

その微生物、まだまだ分からないこともたくさん。

年々、科学の分野で新たな発見があります。
一方で農業の現場でも、毎日、面白い現象、発見があります。

そこがリンクしていく過程は、たまらなく面白いです。

具体的なところで、
レタスや小松菜など、善玉細菌が好む条件で生育が向上する仕組み、
緑肥の種類が土壌微生物に与える影響、
無肥料栽培における田んぼでの微生物窒素供給力、
炭素含量の異なる土壌の微生物性、
森林土壌における生分解プラの分解特性、
海草の肥料効果の検証などなど・・・、
日々の農業で、工夫次第で活かせるヒントが盛りだくさん。

個人的には、雪腐病菌を追って、という星野さんの講演がとても楽しかったです。
広島県北部での生活と関連したことや、日本、世界との繋がりなど。
その菌そのものにあまり関心はありませんが、星野さんのプロセスと着眼点が
とても勉強になりました。
当農園では、農薬を使用していませんが、農薬を使用している農作物がたくさんある
事で今の社会が成り立っています。
天保の飢饉、農薬が無い時代には、作物の生育次第で、ダイレクトに人の生死に
関わっている状況等も、知る事ができました。

科学の分野も、農業の分野も面白すぎです。

当農園では全て土壌微生物を意識した栽培を行っています。
今回、昔の常識が今の非常識になっている部分も、いくつか分かりました。

いつまで続くか分かりませんが、勉強、始めました!
1日、5分。

その他、学会の会場から当農園が近いこともあり、研究されている先生に、
当農園の土壌もみていただきました。
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果たして、結果は!?

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