本「タネが危ない」読みました!

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ひばりが飛び、鳴きはじめました~ 暖かいし春を感じます。

今日は、「タネが危ない」を読み終えました!
東広島市立図書館でも借りられます。今日、返却しました~。

一昔前、昭和30年くらいまでは、全国にたくさんあった種屋さんが独自の種を所有し
販売されていました。農家も自家採種をしていました。

今、種屋さんの多くは、特定の種苗メーカーが交配した種採りのできないF1種をメインに
取り扱っており(そのほとんどが海外で種採り)、ほとんどの農家が同じような種を利用して
います。
種屋さんは、その時と比べて2/3くらいお店が減少し、独自の種がほとんど無くなってきています。
全国どこでも、ホームセンターで同じ種を購入できます。

この本では、種業界の変遷、現在の種の主流となっているF1技術の危険性(興味深い筆者の
仮説も多く書かれています)、地方野菜や固定種の大切さが書かれています。

この本を読み、改めて自家採種に力を入れていきたいな、と思いました F1はそれで良い技術、良い種であると思います。
今、このF1種によってたくさんの人の生活が支えられていますし、多くのニーズに応えられる
ものだからです。
しかし、どんな事、どんな物でも多様性があって安定な状態だと考えます。

当農園は、”山里からの旬の恵みを頂き続ける農園”を目指しています。
昭和30年代まで日本で主流だった地方野菜の種、野菜本来の味を楽しめる種が消えゆく事に危機感を抱き、できるところから種採り(自家採種)を続けていきたいと思います
農園10年目で、野菜セットに入る野菜の半分程度は、自家採種した固定種をお詰めできれば
な~っと、考えています!

また、自家採種を3年も続ければ、その土地・栽培方法に適応してくると言われています。

(写真 2012年2月25日、自然農法資格者会の報告スライドより)

規格揃いが良くなるかどうか分かりませんが、タネ代不要、生産性が上がり、肥料も削減でき
(栽培方法によって根張りが良くなり、野菜自身が養分を探して必要に応じて吸収する能力が高まるため)、経営面でも大きなプラスになると思います。

それにしても、野口氏の仮説は、驚きました・・・。
今のF1種は、雄性不稔(花粉ができないので子孫ができない。ミトコンドリア異常の遺伝)によるもの。
仮説は、この雄性不稔のものを食べる等して利用すると、ミトコンドリア異常になるのでは?
というもの。
ミツバチが突然いなくなったのは、雄性不稔の花粉を利用していたから?
雄性不稔の野菜を利用している人間への影響は?

狂牛病の原因が、病原菌とかではなく、異常タンパクと言われていた事を思い出すと、
可能性がゼロでは無い話しなのかなぁ・・・
以下、「タネが危ない」の本で勉強した定義
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固定種
地域で何世代にも渡って育てられ、自家採種を繰り返すこのによって、その土地の
環境に適応するよう遺伝的に安定していった品種

F1種(一代雑種、交配種)
異なる性質のタネを人工的に掛け合わせて作った雑種の一代目。現在世の中に流通している
野菜や花のタネの多くがF1である。

地方野菜
地方でしか流通していない野菜

伝統野菜
地方野菜の中でも、著名で特産とよばれている野菜

固定種の利点
・味が良い(伝統野菜の場合)
・自家採種できる
・多様性・環境適応能力がある
・長期収穫ができる(自家菜園向き)
・さまざまな病気に耐病性を持つ個体がある
・オリジナル野菜が作れる

F1種の利点
・揃いが良い(出荷に有利)
・毎年タネが売れる(メーカーの利益)
・生育が早く収穫後の日持ちが良い(雑種強勢が働いた場合)
・特定の病害に耐病性をつけやすい
・特定の形質を導入しやすい
・作型や味など流行に合わせたバリエーションを作りやすい

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