野菜へ与える水、水質検査を実施しました!


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ドイツを中心にヨーロッパで病原性の大腸菌「O104」の感染が広がっている問題では、一時、いろいろな野菜が感染源として疑われました。
野菜への感染ルートとしては、主に、「土壌からの飛散」、「堆肥」、あるいは「水やり」が考えられます。

農業で利用する、土や堆肥、水(河川水、湖水、井戸水など)には、たくさんの細菌や大腸菌がいます。
農業で問題になるとしたら、その菌数が多く(密度が高く)、かつ病原性である時だと考えられます。

当農園でも、念のため、主に野菜で与えている水の水質検査を実施しました!
※土の検査はできません(現実的ではないため)。
※堆肥は、近隣の畜産農家さんのものを利用しているために、家畜の健康状態で分かります。

当農園で利用している水は、以下の4つになります。
利用としては、野菜へは極力水やりが必要の無い栽培管理をしているために、漢方液の噴霧と育苗時の潅水が大部分を占めます。

①上水(水道水)
  →漢方液の噴霧、液肥の散布、野菜への潅水
②ボーリングの地下水(地下30~50m程度)
  →漢方液の噴霧、液肥の散布、野菜への潅水、野菜・イネの育苗時の潅水
③井戸水(地下6~10m程度)
     →野菜・イネの育苗時の潅水、トマトの株元潅水(今後、点滴潅水を導入予定)
④農業用水(小野池が水源)
  →田んぼへの利用

このうち、検査したものは②のボーリングの地下水と、③の井戸水です。

結果は、どちらも大腸菌は検出されませんでした!!

ボーリングの方は、事務所で飲み水としても利用しており、細菌すら全く検出されませんでした。
井戸水の方は、細菌が基準値(水道水で適用されるもの)より少し多く検出されました。
しかし、これは正常な範囲とのことです。
一年で最も多くなる時期が梅雨時期であり、この時期としては一般的な数値とのことです。

結果書はコチラのPDFです↓
ボーリング
井戸
   ※基準値は、水道水で適用されるものです。

これからも毎年6月の梅雨時期に検査を行っていきます。
最も菌が検出される時期に検査を行えば、一番安心ができるからです!

当農園の野菜をより「安心」して召し上がっていただけるようになれば幸いですicon_wink.gif

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