水田農薬、トンボへ負の影響!

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一雨ごとに、ボリュームが大きくなっていきます。
カエルの大合唱!
今週末には農業用水路にも水が通り、いっそう賑やかになっていきそうです

近所でも田んぼの準備が進んできていますが、ちょっと心配事も。

先月に、国立環境研究所が発表した記事。

実験水田を用いた農薬の生物多様性への影響評価 〜浸透移行性殺虫剤がもたらすトンボへの影響〜

一般的に慣行農業の稲作で利用されている「ネオニコチノイドなど浸透移行性農薬」がトンボに強い負の影響をもたらすことが科学的に明らかとなりました。

農家の間では、昔、例えば30年前と比べて水田・水路で生き物が激減しているのは、水路の作りや農薬の影響が大きいということは、実感としてあります。

農薬無しに今の食をまかなえないし、日本の農業も成り立ちません。
一方で、生き物がいなければ農業そのものが行えなくなります。
難しい課題だと思います。。。

1つの方向性として、以前、広島県内で行われた取組みもあると思います。
集落ぐるみでネオニコチノイド農薬の使用中止を決定
集落法人の職員I氏の呼びかけから始まり、「トンボやハチへの悪影響の少ない農薬へシフト」したとても大きな事例です。

広島県内、そして全国に広まるといいなぁと思います
もちろん、無農薬の有機農業も!

その他、気になる情報も先輩農家さんよりいただきました。
稲の育苗で使われる農薬は、育苗箱に浸透し、しばらく保持されるとのこと。
隣県で、この育苗箱で育てた野菜に残留農薬が認められたとのこと。

当農園も稲作の育苗箱を利用しています。
念のため、中古のものは今後、導入を控えていきたいと思います!

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